[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
下院科学・宇宙・技術委員会
元記事公開日:
2017/08/08
抄訳記事公開日:
2017/09/22

気候アセスメント報告書に関するスミス氏の声明

Smith Statement on Climate Report

本文:

8月8日付、米国下院科学宇宙技術委員会(Committee on Science, Space, & Technology)の表記記事の概要は次のとおりである。

ニューヨークタイムズ紙により紙面に載せられた気候アセスメント案について、米国下院科学宇宙技術議会の議長であるラマ―・スミス氏(テキサス州 共和党員)は下記の声明を出した。

国家気候アセスメントの一環である特別報告書(The U.S. Global Change Research Program Climate Science Special Report)案はすでに数カ月前から公表されており、現在、関連省庁により確認中である。

スミス氏声明:人騒がせなマスコミがまた気候変動を取り上げている。いわゆるリークされたと言われている環境アセスメントに関する最新の報告では、ニューヨークタイムズ紙は自分たちの意見を押し通したいがために、誇張された話や隠ぺいしているとの虚偽の主張に頼っている。

過去何か月か公表され、現在、多くの関係省庁により精査中の環境報告書を最終版として取り扱うのはアメリカ国民に害を及ぼすものである。例えば、報告書はまだ最新のデータを分析していない箇所がある。また、エル・ニーニョ現象による影響は全く軽視されており、誤解されていて、過去の報告書とは矛盾する。その上、人騒がせなこのメディアは誤って、異常気象を気候変動と結びつけようとしている。はるか先の将来の気温を予測することはただの憶測にすぎないし、科学の高潔性の原則に反するものである。この気候報告書は完成していない案としてとらえるべきで、まだ、修正しなければならない重要な点がいくつもある。この報告書を未完成のものではないというのは、嘘のニュースを流していることである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]