[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2014/03/25
抄訳記事公開日:
2014/05/08

太陽系小物体の周囲にある環の予期せぬ発見

Découverte inattendue d’anneaux autour d’un petit corps du Système solaire

本文:

国立科学研究センター(CNRS)の2014年3月25日標記報道発表の概要は以下のとおり。

パリ天文台などで構成する国際コンソーシアムが実施した研究の結果、太陽系小物体「Chariklo」が天体の歴史に刻み込まれる。LESIA(パリ天文台/CNRS/ピエール・マリー・キューリー大学/パリ・ディドゥロ大学)およびIMCCE(パリ天文台/CNRS/ピエール・マリー・キューリー大学/リール第1大学)の11名の研究者を含む研究チームはこのほど、星の掩蔽(星食)を利用して、この小物体にミニ環系が存在することを発見した。これまで環を有するものとして知られているのは、木星、土星、天王星、海王星といった巨大惑星のみであった。全く予期しなかったこの珍しい例が加わったことで、多くの議論を呼んでいる。
この重要な結果は「Nature」誌のオンラインサイトに2014年3月26日付で発表される。

[DW編集局+JSTパリ事務所]