[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/04/22
抄訳記事公開日:
2014/05/22

INVEST-改定ベンチャーキャピタルプログラム

INVEST-改定ベンチャーキャピタルプログラム

本文:

これまでの「ベンチャーキャピタル補助投資」プログラムが「INVEST-ベンチャーキャピタル助成」へと改称されることになり、連邦経済エネルギー省(BMWi)はこれに関して概略以下のような報道発表を行った。

BMWiは2013年5月から「ベンチャーキャピタル補助投資」制度によって、革新的なスタートアップ企業への民間資本参加を支援している。このほどガイドラインの改正に伴い、「INVEST-ベンチャーキャピタル助成」へと改称されることになった。加えて昨年度の経験をベースに、助成の前提条件をドイツのベンチャーキャピタル市場の特性に適応させた。

ガブリエルBMWi大臣は、「民間のベンチャーキャピタルを動員する一方で、投資家を探している起業家を支援する。INVESTが広範に機能するよう、連邦政府はこの補助金を今年中にも収益税免除とするよう尽力する。十分なベンチャーキャピタルが存在すれば、先進技術分野におけるグローバル・プレーヤーの成長、発展の鍵になれる。デジタルやバイオの技術分野において、新しい世界的な企業の誕生はリスクキャピタルなしには考えられない。」と語った。
改正「INVEST」によって投資家や、革新的なスタートアップ企業にとって使い易い制度となる。例えば、「投資家」の範囲が、4名までのエンジェルファンドにまで拡大された。更に、「企業」については、革新的で投資に値すると評価するための追加基準が導入される。今後は、特許を保有する企業だけでなく、特許申請の2年前まで遡って研究助成金申請した実績のある企業も革新的であると評価される。

INVESTでは、スタートアップ企業の自己資本に最低1万ユーロの資本参加をした民間投資家は、資本参加総額の20%を補助金として受け取れる。

[DW編集局]