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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州研究会議(ERC)
- 元記事公開日:
- 2017/08/02
- 抄訳記事公開日:
- 2017/09/26
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2018年競争的助成金を告知:欧州のトップレベル研究者に20億ユーロ近くを投資
ERC PLAN FOR 2018: NEARLY €2 BILLION INVESTMENT IN TOP RESEARCHERS IN EUROPE
- 本文:
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欧州研究会議(ERC)の2017年8月2日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2017年8月2日、欧州研究会議(ERC)は、総予算約18億6,000万ユーロとなる2018年の競争的助成金について告知した。予算の多くは、若手あるいは中堅の研究者に対して供与される。またERCは2018年、シナジーグラント(Synergy Grant)を再開する。シナジーグラントは、意欲的な研究課題に協力して取り組む2~4人の研究者グループを対象とした資金供与制度で、スターティング助成金(Starrting Grant)とともに、8月3日から公開される。ERC科学審議会によって定められた今回のワークプログラムは、欧州委員会によって7月19日に予告され、本日採択されたもの。
カルロス・モエダス研究・科学・イノベーション担当委員は、「これは、EUの研究・イノベーション計画「ホライズン2020」で行われる欧州研究チャンピオンズリーグの次ラウンド開始を告げるホイッスルである。優れた研究を対象にした今回の新たな競争が、飛躍的進歩を遂げる可能性のある研究を明らかにし、これに資金提供し、欧州の未来に対する投資になることを期待している。」と述べた。
ERCのジャン=ピエール・ブルギニョン(Jean-Pierre Bourguignon)総裁は、「2018年のワークプログラムにシナジーグラントが再導入されたことは喜ばしい。この助成金はこれまでにないような斬新な協力関係を成立させるきっかけとなり、新たな研究分野の出現を可能にし、欧州の研究者が世界の最前線で研究に取り組むのに役に立つ。シナジーグラントに2億5,000万ユーロの資金を提供することで、ERC科学審議会は、研究者が一人では取り組めなかったような最新の研究を大きく前進させたいと考えている。」と述べた。
ワークプログラムには、スターティング助成金、独立移行助成金(Consolidator Grant)、上級助成金(Advancd Grant)および概念実証助成金(Proof of Concept Grant)のような定評あるERCの資金供与制度も含まれている。概念実証助成金は、研究成果のイノベーションの可能性を探りたいと希望している研究者に給付されている。
2012年および2013年の試験的な実施経験をもとに、ERC科学審議会は、2~4人の優れた主任研究員のグループを対象としたシナジーグラントを2018年から改めて再開することを決定した。この助成金は、最大で1,000万ユーロまでの研究資金が6年間にわたって付与される。この制度の最終的な目的は、革新的・相互交流的な研究や、画期的な研究成果を生み出せるような、密な交流を支援することである。
[JSTパリ事務所]