[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
新華網
元記事公開日:
2017/09/28
抄訳記事公開日:
2017/11/28

劉延東副総理、中米イノベーション駆動発展ワークショップに出席

刘延东出席中美创新驱动发展主题研讨会

本文:

2017年9月28日付の新華網は、「劉延東副総理、中米イノベーション駆動発展ワークショップに出席」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

9月27日、中米イノベーション駆動発展ワークショップがワシントンのブルッキングス研究所(Brookings Institution)で開かれ、国務院の劉延東副総理は同ワークショップに出席し、主題講演を行った。

劉延東副総理は、「科学技術協力は中米協力発展の縮図の一つである。中国と米国が外交関係樹立38年以来、双方は多分野及び多レベルにおける科学技術イノベーション協力を展開し、協力モデルは多種多様で、代表的な成果は絶えず現れ、人材育成において大きな成果を挙げ、両国の経済社会及び中米関係の発展に積極的な役割を果たしている」と表明した。

劉延東副総理は、「中国は一貫して変革革新を重要視する。特に改革開放40年以来、我々は思想解放と改革イノベーションを頼りに、目覚しい業績を遂げ、国情にふさわしい発展の道を歩むことを堅持している。習近平国家主席は『2020年までに中国がイノベーション型国家の一角に入る』という目標を提出し、世界科学技術強国の建設に堅固な基礎を打ち立てる。我々は深く『革新、協調、グリーン、開放、共有』という理念を貫徹し、革新が発展を牽引する第一の原動力とし、イノベーション駆動発展戦略をより更に実施し、イノベーションにより発展の新たな動力を育成し、経済社会の持続的な発展を推進する。中国の革新は全方位の革新、寛容・共有の革新、開放・ウィンウィンの革新である」と述べた。

劉延東副総理は、また、「世界で最も大きな発展途上国と最も大きな先進国として、中米両国が科学技術イノベーション協力を強化するのは両国の根本的な利益に合致しており、世界のイノベーション発展を牽引し、グローバル経済の力強い成長の推進に重要な意義を持っている」と表明し、以下の内容を述べた。

一、双方は政策レベルでの意思疎通と戦略的なマッチングを強化し、協力プラットフォームの建設を完備し、イノベーションを巡って政府、企業、大学、科学研究機関、非政府組織等の対話による協力を支援し、中米科学技術協力の安定的な発展を促進する。

二、世界が共通して直面しているチャレンジ、持続可能な発展等の重大な問題及び両国が関心を持つ福祉等の重点領域に対して、共同研究開発をさらに深化させ、中米の科学技術協力の品質・数量・効果を向上させ、協力成果を促進し、更に多くの国家、特に発展途上国に恩恵が及ぶようにする。

三、絶えず中米科学技術者の交流を深化させ、イノベーション人材の共同育成を強化し、中米青年科学フォーラム及び青年創客(メーカー)等のブランド・イベント等を開催し、より多くの交流・協力ルートを切り開く。

四、人材流動を促進し、社会の各界特に若者の創新(イノベーション)・創業を励まし、科学技術パークの協力を深化させ、ゆとりがある且つ便利な創業に参入する環境を作り上げ、法治化、国際化、便利な商業運営環境を完備し、厳格な知的財産権保護制度を実行し、良好な創新(イノベーション)・創業の雰囲気を作り上げ、より多くの創新(イノベーション)・創業を支える。

[JST北京事務所]