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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究会議協議会(RCUK)
- 元記事公開日:
- 2013/10/21
- 抄訳記事公開日:
- 2013/12/09
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700万ポンドの出資により英中科学・イノベーション関係を強化
£7 million funding boosts UK China Science and Innovation relationship
- 本文:
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10月21日、中国訪問中のデービッド・ウィレッツ科学・大学担当大臣は、英国と中国が両国の研究・イノベーション協力に700万ポンドを拠出すると発表した。以下はその概要。
英中の科学・イノベーション関係はますます強まっている。現在、両国は共同研究プログラムに4700万ポンドを共同出資している。2011年、中国との共同研究論文発表数では、英国は日本を抜き、米国に次ぐ第2位になった。
英国側の出資機関は英国研究会議(RCUK)と技術戦略審議会(TSB)である。主要3プログラムは以下の通り。
1. TSB、RCUKおよび中国科学技術部が共同で300万ポンドを持続可能な製造業分野に出資。RCUKとTSBにとって、この分野での欧州域外との協力は初めて。
2. RCUKと中国国家自然科学研究委員会(NSFC)が共同で400万ポンドを幹細胞研究の第2フェーズ向けに追加出資。両国トップ研究者が参加し、研究を継続する。
3. BBSRC、工学・物理科学研究会議(EPSRC)および中国科学院(CAS)が共同で25万ポンドを合成生物学の共同プロジェクト5件(若手研究者の交流、施設相互利用、ネットワーキング、出向等)に出資。今回、Nesta(英国科学技術芸術基金)による中国のイノベーション事情に関するレポート「China’s Absorptive State」の発行も発表された。同レポートは、新データを収録した他、中国の巨大潜在力を活用するための研究・イノベーションの新5ヵ年戦略開発を勧告している。
*上記金額はすべて中国側の人件費・間接費を加味して調整したもの。
[DW編集局]