[本文]

国・地域名:
ノルウェー
元記事の言語:
英語
公開機関:
ノルウェー研究会議
元記事公開日:
2017/09/04
抄訳記事公開日:
2017/11/28

ホライズン2020の中間評価に対する意見書を提出

Important input from the Research Council of Norway to the interim evaluation of Horizon 2020

本文:

ノルウェー研究会議の2017年9月4日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議はこのほど、ホライズン2020の中間評価に関する意見書を欧州委員会に提出した。

意見書の主な内容は、ノルウェーの参加者および関連機関はホライズン2020に関しておおむね満足していること、また研究とイノベーションの連携を強めた点、研究界、産業界、民間部門および市民社会の間の結びつきを強化したという点で、前回のフレームワーク計画であるFP7よりも成果を上げているというものである。

研究会議はまた、ホライズン2020の成功には代価も伴っていることを指摘した。すなわち、提出された申請数がフレームワーク計画の予算を上回ったため、FP7と比べて申請の承認割合が低下した。つまり、膨大な時間をかけてプロジェクト申請を考案・作成しても、必ずしも資金獲得にはつながっていないことを指摘している。

研究会議は、優先順位の低い分野における取り組みを縮小することになったとしても、欧州委員会は欧州レベルで達成すべき最も重要な事項をさらに考慮した上でホライズン2020の資金供与活動を続け、こうした分野をさらに重視する必要があるとの提言もしている。

[JSTパリ事務所]