[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
下院科学・宇宙・技術委員会
元記事公開日:
2017/10/31
抄訳記事公開日:
2017/12/11

下院科学・宇宙・技術委員会がGAOの気候変動報告の正当性を疑問視

SST Committee Questions Integrity of GAO Climate Change Report Relying Heavily on Non-Peer Reviewed Study

本文:

2017年10月31日付の下院科学・宇宙・技術委員会による標記報道発表の概要は以下のとおりである。

米下院の科学・宇宙・技術委員会のラマー・スミス委員長はこのほど、政府説明責任局(GAO)の局長宛てに書簡を送り、GAOが気候変動のいわゆる経済的影響に関する報告書の発表に当たり、疑問の余地がある研究に依存しているとの疑念を呈した。

スミス委員長は、報告書がピアレビューを受けていない研究に過剰に依存して、気候変動が将来膨大な経済的損害を引き起こすという結論に至ったことを批判している。同業研究者による厳しいレビューを受けていない研究を用いることを研究機関は戒めていると、スミス委員長は述べている。

GAOが報告書で疑念のあるRhodiumグループの研究に依存する旨を決めたことに関して、スミス委員長の書簡では文書や情報の提供、および説明を求めている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]