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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2017/10/31
- 抄訳記事公開日:
- 2017/12/13
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科学工学論文のトレンド:先進国が高被引用論文を占め、途上国は論文生産数で急伸
- 本文:
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10月31日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下の通りである。
国立科学審議会(NSB)が、科学・工学(S&E)分野の査読付学術雑誌、書籍、会議議事録の出版物を対象として、科学研究の動向を報告している。今回その「科学・工学の指標」を更新し、「科学・工学の指標:2016」を刊行した。本報告の対象データは、Elsevier社のScopus文献データベースを活用し、NSF内の科学技術統計センター(National Science and Engineering Statistics)が入手したものである。
科学工学(S&E)分野の査読付学術雑誌、書籍、会議議事録の出版物の量は、科学研究活動の指標である。「科学工学の指標:2016」での最新データによれば、S&E出版物の生産量は、2014年に全世界で230万に達し、2014年には米国と中国が2大生産者(世界全体の19%と17%)となっている。 EU諸国での生産量を総計すると、EUは米国や中国よりも多くのS&E出版物を生産している。
世界的に見ると、2004年から2014年にかけて、S&E出版物の生産量は、データが入手可能な最新の10年間に平均年率6%で増加している。 成長率は世界各地で大きく異なっており、 例えば米国の成長率が3%であるのに対し、イラン、中国、インドの成長率はそれぞれ22%、14%、14%であった。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]