[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
科技日報
元記事公開日:
2014/04/10
抄訳記事公開日:
2014/06/02

北京市、ビッグデータの社会共有に向けた取り組みを推進する

首都科技数据将逐步向社会开放 建设方案正式征集

本文:

科技日報は2014年4月10日付で、北京市の科学技術当局が科学技術分野のビッグデータを社会へ公開するために、各界に提案を募集していると報じた。本記事でその概要をまとめる。

北京市に所持されている数多くの科学技術資源とデータを集結し、社会に共有させることを目的として、市の科学技術全般を所管する北京市科学技術委員会(以下、「市科技委」という)は音頭を取って、百度、京東等の国内大手インターネット企業と提携して、「首都科学技術ビッグデータプラットフォーム」を構築する運びになった。
市科技委の閆傲霜主任によると、北京市は2009年から、首都科学技術資源プラットフォームをキャリヤーとして、縦割りの管轄下に眠ったデータの統合と効果的活用の推進に取り組んできた。これまでは、市内にある606の国家・市レベル重点実験室や工学センターに据え付けられた各種科学機器の社会公開、500件以上の技術移転等を成し遂げたという。これから建設する見込みのビッグデータプラットフォームは、市場化された運営手段によって、ビッグデータの価値を充分に発掘し、社会に向けてサービスを提供することが求められている。

[JST北京事務所]