2014年04月16日付の「中国科学報」ネット版は、中国国家水プロジェクトの第1段階が円満に完了されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

241の課題を含め、中央財政の投入金額が33.5億元に達した「水域汚染コントロールと整備」科学技術重要専門プロジェクト（以下水プロジェクト）の第1段階が円満に完了され、テーマ評価会議が15日に北京で開かれた。モニタリング早期警戒、都市、湖、川、飲用水及び政策等の6大テーマが専門家の審査に合格した。主要技術で1000余り開発し、技術基準を229項目制定し、国内外の特許を1733件取得し、水プロジェクトの第1段階は顕著な成果を達成した。

水プロジェクトは『国家中長期科学技術発展規画綱要』で制定された16の重大プロジェクトの１つであり、経済社会の発展を制約する水処理技術のボトルネックを重点的に解消し、「三河三湖、一江一庫」(三河とは「淮河、海河、遼河」、三湖とは「太湖、巣湖、滇池」、一江とは「松花江」、一庫とは「三峡ダム」)を重点流域とし、水質改善、水源保護、水環境の浄化などに取り組む。

[JST北京事務所]