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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/04/29
- 抄訳記事公開日:
- 2014/06/17
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中国人科学者、30nmクロマチンの高次構造を解析
- 本文:
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2014年04月29日付の「中国科学報」ネット版は、中国人科学者が30nmクロマチンの高次構造を解析したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
4月25日、サイエンス誌に掲載された論文によると、中国科学院生物物理研究所は30nmクロマチンの高次構造を解析したという。系統的かつ適切な方法がないため、ここ30年、30nmクロマチンの構造を解析することは、現代分子生物学が直面している最大の挑戦であった。同研究所の朱平研究員と李国紅研究員は、クロマチンを生体外で再構成し、クロマチンの構造を研究するプラットフォームを構築した。
中国の研究チームが世界に先駆け、クライオ電子顕微鏡を利用し、30nmクロマチンの高解像度三次元構造を解析した。30nmクロマチン繊維は4つのヌクレオソームを基本構造単位とし、このヌクレオソームが折り畳まれ、左巻き二重らせんを形成している。
[JST北京事務所]