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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- Innovate UK
- 元記事公開日:
- 2017/12/13
- 抄訳記事公開日:
- 2018/06/04
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脳損傷や背痛に取り組む企業イノベーション
- 本文:
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Innovate UKの2017年12月13日付標記発表の概要は以下のとおり。
Innovate UKの最近のオープン・ファンディング・コンペティションで支援を受ける画期的イノベーションの中には、脳損傷の迅速な治療や背部に問題を抱える人の苦痛の軽減がある。総額1,540万ポンドが、ある一定範囲の技術、科学、工学、産業領域の新たな製品・プロセス・サービスに関わる60件の各種プロジェクトに対して助成される。
ファンディングを獲得したあるプロジェクトでは、事故現場で使用可能な携帯型の脳画像処理技術を開発する。同プロジェクトは、外傷性脳損傷が子供や若年成人の死亡や身体障害の最も多い原因であることに着目した。この新技術により迅速な重症度判定検査、診断、治療が可能となり、それによって身体障害の負荷軽減や人命の救助が可能になる。
別のプロジェクト例では、自動理学療法機器にセンサーや脊椎マッピング・ソフトウェアを組み込み、ロボットの指を使って背部の凝りを治療する。
プロジェクト(60件)は、概念化からプロトタイプ開発や実証試験に至るまで様々な開発段階にある。各プロジェクトが受ける助成金の範囲は、最長36か月間までのプロジェクトに対して2万5,000ポンドから100万ポンドである。
[DW編集局]