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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
- 元記事公開日:
- 2018/05/31
- 抄訳記事公開日:
- 2018/07/03
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革新的中小企業向け工業化目前の研究への投資
Staatssekretär Hirte: Investitionen in die industrienahe Foschung für einen innovativen Mittelstand
- 本文:
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連邦経済エネルギー省(BMWi)は中小企業の応用研究への投資を強化するため、公益の産業研究機関にてこ入れするとし、概略下記のような報道発表を行った。
5月31日ヒルテBMWi政務次官は政界、産業界、アカデミアの代表者と共にイエナの公益工業研究機関INNOVENT e. Vに新設された合成物質ラボの開所式を行った。BMWiの助成プログラムINNO-KOMによって、同ラボは化学物質や医薬品といったバイオマテリアルを、キロ単位でより効率的に合成することができるまで拡張された。
ヒルテ次官談:「先端研究は最高水準の設備を必要とする。連邦政府はこのため公益の応用開発に特化した研究機関がその設備を最新のレベルに維持できるよう支援している。これにより中小企業のイノベーション創出への投資を行い、雇用の維持拡大を支援、特に国内の構造的に弱い地域において実施している。ドイツ東部にとってINNOVENTは大きな成功の鍵である」。
助成プログラムINNO-KOMについて
INNO-KOMは、科学的・技術的インフラの改善に向けた投資と並びドイツの構造的に弱い地域における研究開発プロジェクトを優先的に助成している。対象範囲は予備研究から市場指向開発までとなっていて、最大額は55万ユーロ。全ての成果は中小企業全体の利用に供される。2017年からINNO-KOMは旧西ドイツの構造的に弱い地域にも適用されている。INNOVENT e. Vについて
INNOVENTは公益の、工業化に近い研究を行う機関であり、その活動重点は表面技術、バイオマテリアル、磁気・光学システムである。1994年創立で、従業員は現在約150人。 [DW編集局]