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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 捜狐(SOHU)ウェブサイト
- 元記事公開日:
- 2018/05/07
- 抄訳記事公開日:
- 2018/06/26
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中国科学技術部2018国家重点研究開発計画を公表、総経費は23億元(約400億円)を超える
- 本文:
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2018年5月7日付の捜狐(SOHU)ウェブサイトは、「中国科学技術部2018国家重点研究開発計画を公表、総経費は23億元(約391億円)を超える」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
5月4日と5日、科学技術部は相次いで2018年第1期、第2期国家重点研究開発計画の9つの重点特定プロジェクトについて発表した。細目プロジェクト総数は合わせて122件で、総経費は23億元(1元約17.50円として約400億)を超える。そのうち、大学が牽引したプロジェクトは61件に達した。
発表された国家重点研究開発計画・重点特定プロジェクトは以下から構成される。「トランスフォーマティブ(変革性)技術の核心的科学問題」、「大科学装置の先端研究」、「タンパク質マシンと生命過程の制御」、「量子制御と量子情報」、「ナノテクノロジー」、「クローバル変動と対応」、「マテリアルズ・ゲノム工学のキー・テクノロジーとサポート・プラットフォーム」、「ネットワーク空間とセキュリティー」「智能電力網の技術と装備」。
第一期:86件のプロジェクトの総経費は16億元を超える
5月4日に公表された6つの国家重点研究開発計画における重点特定プロジェクトリストは、1つの2017年度からの継続と、5つの2018年度の新規プロジェクトで構成されていた。そのプロジェクトは「トランスフォーマティブ(変革性)技術の核心的な科学問題」、「大科学装置の先端研究」、「タンパク質マシンと生命過程の制御」、「量子制御と量子情報」、「ナノテクノロジー」、「クローバル変動と対応」の6つの分野で、86件の細目プロジェクトが選定され、総経費は16億元を超えた。
プロジェクト遂行の所属機関を見ると、86件の細目プロジェクトのうち、大学が牽引したプロジェクトは47件で、50%以上を占め、他のプロジェクトは主に中国科学院等の研究機関が牽引する。統計結果によると、南京大学は第1位にランクされ、合わせて7件のプロジェクトが採択、総経費は約1.19億元(約20億円)に達した。清華大学は合わせて6件のプロジェクトが採択され、第2位にランクされ、総経費は約1.28億元(約22億円)に達した。中国科学院高エネルギー物理研究所と浙江大学は合わせて4件のプロジェクトが採択され、中国科学技術大学、北京大学と華中科学技術大学はそれぞれ3件のプロジェクトが採択。その他の機関が牽引したプロジェクトは3件以下である。
プロジェクトの経費から見ると、清華大学(12813万元)、南京大学(11960万元)をはじめ、中国科学技術大学、中国科学院高エネルギー物理研究所、東南大学が、批准経費として5000万元を超えた。
[JST北京事務所]