[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立研究機構(ANR)
- 元記事公開日:
- 2018/05/28
- 抄訳記事公開日:
- 2018/08/03
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ANRが倫理と科学的公正性の強化に取り組む
- 本文:
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5月28日付け国立研究機構(ANR)の標記発表によるとANRは、その憲章を改正し、研究職業倫理に関する国家憲章に署名することによって、その行動規範を強化する。概要は以下のとおり。
応募者間の扱いの平等性を確保し、利益相反を防止し、誠実な研究文化を促進するために、ANRは「倫理と科学的公正性の憲章」となる行動規範を改訂した。研究職業倫理に関する国家憲章に署名することによって、その計画を完了する。
・平等な扱いと評価の独立性を保証する
倫理と科学的公正性の適正な実践は、研究当事者と社会を結びつける信頼の絆の維持に不可欠である。これを確実に順守するため、ANRは2009年に行動規範を、そして2014年に倫理と科学的公正性に関する方針を採択した。いずれも主要な国際的宣言に基づくものである。
ANRは、科学的公正性の規則と原則を含むように倫理綱領を改訂することにより、そのシステムを強化している。これらの条件の逸脱があった場合、ANRは適切な措置を講じることを約束する。ANRは、研究職業倫理に関する国家憲章に署名することにより、この約束を再確認する。
これらの手順は、評価の独立性と研究プロジェクトの選抜の公平性に貢献する。・利益相反を感知し、指導し、防止する
上記制度をサポートするためにANRは、倫理原則、課される罰則、起こる可能性のある主要な犯罪に対する認識向上と指導を行う。また、利益相反を予防し管理する一般的なプロセスを強化する。
[DW編集局+JSTパリ事務所]