カルリチェク大臣がヘッセン州ロルツ（Alexander Lorz）文部大臣を訪問。これに関して連邦教育研究省（BMBF）は概略下記のような報道発表を行った。

カルリチェクBMBF大臣は7月23日ヘッセン州を訪れ、同州のロルツ大臣と現在直面する教育テーマについて意見交換した。

カルリチェク大臣は、「若者の学習意欲を高めていきたい。やる気があれば学びやすくなるからだ。そこで一助となるのがデジタルメディアであり、時代の証人ともいえるビデオ画像は歴史の授業をより面白くし、授業内容を生徒たちにより理解しやすくする。「学校教育デジタル協定」を通じたデジタル教育によってこの集中的な学習経験を可能にしていきたい。

デジタルパクトは二つの枠組から成っている。一つは連邦政府が今後5年間に学校のデジタル化のために約50億ユーロを投資するということであり、もう一つは州および市町村が教員の能力向上や設置された機器の運用およびメンテナンス、教育学的なコンセプトの作成に取り組む、ということである。「学校教育デジタル協定」を必要な基本法改正を行って遅滞なく実行していきたい」。

会談後、ロルツ文部大臣は、「高いレベルの教育と職業訓練は最も重要な未来テーマであり、今後数年そして数十年に渡って、ドイツが社会的、経済的にどのような発展を遂げるかを決定づける」と語り、「直面する問題への最善の答えを見出すため、連邦と州はそれぞれの権限と責任を保ちながら、共同で重要課題に向き合い、解決策を求めていく必要がある。連邦が発表したデジタル協定を迅速に進行させていかなければならない、という点で一致を見た。連邦と州は、自治体と学校をデジタル時代に向けて支援し、共同で直面する課題と取り組んでいく所存である」と続けた。

[DW編集局]