[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2018/07/20
- 抄訳記事公開日:
- 2018/09/26
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農薬代替品開発を目指す優先研究プログラムに3,000万ユーロの支援
- 本文:
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高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の2018年7月20日付標記発表の概要は以下のとおり。
フランスでは農業の発展は1980年代半ばまで農薬に大きく依存してきた。1999年には、フランスで12万トンの農薬が使用されていた。環境や生物多様性に与える影響が大きいことを考慮すると、農薬依存から段階的に脱却することが重要課題である。このことを念頭に置いて、より環境に優しく、環境や人の健康に配慮した農業に向けて前進すべく、政府は大きな変革に取り組んできた。
上記のような状況下で、フレデリック・ヴィダルMESRI大臣は、農薬使用から脱却するための解決策創出の促進を目的とした3,000万ユーロのプログラムを発表した。研究促進の新しい手段として、本プログラムは国立農学研究所(INRA)に委託され、INRAは官・民の関係機関と協力して、研究の取り組みを強化する必要がある分野の特定に当たる。その結果は、国立研究機構(ANR)が支援する競争入札につなげられる。
「優先研究プログラムを展開することにより、研究能力を動員して農業の変革と発展を支援する。それは、環境と健康を守るために我々が行うべき大きな取り組みである。」とヴィダル大臣は述べている。
[DW編集局+JSTパリ事務所]