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- 国・地域名:
- ロシア
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ロシア大統領府
- 元記事公開日:
- 2018/06/08
- 抄訳記事公開日:
- 2018/11/22
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2017年ロシア連邦国家賞の受賞者の発表
- 本文:
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ロシア大統領府の2018年6月8日付標記発表から、科学技術賞受賞者の概要は以下のとおり。
● 2017年のロシア連邦国家科学技術賞(Russian Federation State Prize in science and technology)は、光活性超分子デバイス・装置開発の業績により、ミハイル・アルフィモフ(Mikhail ALFIMOV)、セルゲイ・グラモフ(Sergei GROMOV)、アレクサンダー・チビソーヴ(Alexander CHIBISOV)の3氏に授与された。
ミハイル・アルフィモフ氏は、1937年7月6日生まれで、ロシア科学アカデミー(RAS)会員。RASの連邦結晶学・フォトニクス研究センターの光化学部門で科学研究を主導している。
セルゲイ・グラモフ氏は、1953年5月12日生まれで、ロシア科学アカデミーの通信会員。RASの連邦結晶学・フォトニクス研究センターの光化学部門を率いる。
アレクサンダー・チビソーヴ氏は、1937年9月25日生まれで、ロシア科学アカデミーの通信会員。RASの連邦結晶学・フォトニクス研究センター光化学部門の上級研究員。
上記3人の科学者による研究サイクルは超分子化学をテーマとしており、補完的(相互補完的)分子および分子断片の相互作用に関する研究である。受賞者らが作製した超分子デバイス・機器は、ナノフォーマットの分子・分子断片を供給、合成、同定するものである。
● 2017年の国家科学技術賞(National Prize in science and technology)は、基礎内分泌学に関する一連の研究および医療における個別化医療向けの革新的なモデル導入の業績で、イワン・デドオフ(Ivan DEDOV)氏に授与された。
イワン・デドオフ氏は、1941年2月12日生まれで、ロシア科学アカデミー会員。ロシア保健省の国立内分泌医療研究センター所長を務めている。同氏は、最新の内分泌学において医薬品を使用する場合の新しい個別化方式を創案した。
● 2017年のロシア連邦国家科学技術賞(Russian Federation National Award in science and technology)は、ヒトの遺伝病の原因となる遺伝子および分子・遺伝子機構の発見の業績で、イェフゲニー・ロガイェフ(Yevgeny ROGAYEV)氏に授与された。
イェフゲニー・ロガイェフ氏は、1960年10月31日生まれ。生物学の博士号を取得し、ロシア科学アカデミーのバビロフ総合遺伝学研究所で進化ゲノム学研究室を率いている。同氏とその共同研究者による最も重要な発見は、アルツハイマー病の発症に関連する2つの遺伝子の発見である。
[DW編集局]