[本文]
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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2018/06/05
- 抄訳記事公開日:
- 2018/12/17
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ソーシャル・イノベーションに関する有識者グループの報告
- 本文:
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6月5日付けの欧州委員会による標記記事の概要は以下のとおりである。
欧州委員会は、「ソーシャル・イノベーションのための欧州のエコシステム」というタイトルの報告書を公表した。これは、研究・イノベーション・科学政策有識者グループ(RISE)が、ソーシャル・イノベーションの潜在力、とりわけ、それがInnovation Agendaの主流となり、Horizon Europe(FP9)等で支持される方法について検討したものである。
同報告書は、以下の4つの提言をしている。
– マクロレベルでは、たとえば、欧州の都市の空気の質を大きく改善する(結果的に健康等に良い効果が得られる)ことのように、社会的要請に駆られたミッションを組み入れつつ、需要の中心となる原動力を見極めかつ支える機会が見出される。
– ミッションが成功裏に遂行されるには、有効なエコシステムが必要であり、それには有効な拡散経路を持ち、持続可能で拡大可能性のあるイノベーションに対する十分な需要を含まねばならない。
– ソーシャル・イノベーション・エコシステムは、必要な資金的支援と人材とを確保する必要がある。
– 社会起業家のトレーニングを支援するために、補完的な取り組みが必要である。 [DW編集局]