[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2018/11/22
抄訳記事公開日:
2019/01/30

自動運転車の初めての公道試験がロンドンとエジンバラで実施される

From science fiction to reality: People in London and Edinburgh set to be the first to trial self-driving vehicle services

本文:

2018年11月22日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり。

ロンドンとエジンバラの住民はまもなく、英国で初めて、新しい公的試験の一環として実施される3件の自動運転車のサービスを体験することになると、グレッグ・クラークBEIS大臣が発表した。

このプロジェクトでは、公衆がフォース橋を渡る14マイルのルートで自動運転バスに乗ることができる。また、ロンドンの各所を走る自動運転タクシーを予約することもできる。

これらプロジェクトは競争プロセスを経て選定されたもので、ネット接続型自動運転車インテリジェント・モビリティ基金(第4次)を通じて総額2,500万ポンドの政府助成を受ける。

各試行試験は、Jaguar Land Rover社、Addison Lee社、Fusion Processing社、Oxbotica社、ノッティンガムとイングランド西部の大学など、企業・技術・学術界の主要な組織の力を結集して、新産業戦略と同戦略で掲げる「将来のモビリティ」というグランドチャレンジ」を通じて、2021年までに英国の道路に自動運転車を出現させるという政府の目標を支援するものである。 いずれのプロジェクトにも、自動運転技術を社会にシームレスに統合するための方法についてさらなる探究を目的とした社会行動研究が含まれており、その調査結果は将来の自動運転型サービスモデルの開発に適用される。

2015年には、英国が自動運転技術の開発・試験において世界的リーダーとなることを確保すべく、ネット接続型自動運転車センターが設立された。政府から2億5,000万ポンドが投資され(産業界からも同額の投資)、英国における自動運転技術を推進している。また、自動運転技術の試験・開発環境をさらに強化するため、メリディアン(2と3)コンペティションを通じて4件のプロジェクトに1,800万ポンドの助成が行われている。メリディアン2プロジェクトでは、技術開発者や車両事業者がより適切な輸送システムを提供するために使用できるデータ交換を可能にするデジタルプラットフォームを開発し、メリディアン3プロジェクトは、高速道路向けの制御されたテスト環境および高速道路・一般道路向けの公的テスト環境の開発に重点を置いている。

[DW編集局]