[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
独語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/05/26
抄訳記事公開日:
2014/06/19

再生可能エネルギーがもたらした37万人の雇用

Erneuerbare Energien boten im Jahr 2013 über 370,000 Menschen Arbeit

本文:

連邦経済エネルギー(BMWi)省の助成で、経済構造研究協会(GWS)、ドイツ経済研究所(DIW)などが共同で実施した研究の結果が発表された。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

電力、熱、バイオ燃料等の生産における再生可能エネルギーの拡充は、合計約371,400人分の雇用を生んだ。(2013年度)このうち261,500人の雇用は、再生可能エネルギー法(EEG)がもたらしたといえる。

バークBMWi次官は、「再生可能エネルギーは重要な経済のファクターであり、多くの雇用を生む。しかし、太陽光発電部門における雇用後退は、ここ数年の再生可能エネルギーの野放し的な拡大は持続性がなかったことを示している。このためEEG改訂法案において、企業の経営と雇用を守るために再生可能エネルギー拡大路線は保留されている。」と語った。

全体的に見ると、対前年度比で再生可能エネルギー分野の雇用水準は若干の後退が見られる。これは太陽光発電部門における雇用者数が2012年の100,300から2013年の56,000へと後退していることに起因する。これに対し、風力部門では雇用の伸びが見られ、風力エネルギーは今や再生可能エネルギーの雇用全体に最大の寄与を果たしている。

[DW編集局]