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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2018/11/28
- 抄訳記事公開日:
- 2019/02/28
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MESRIが人工知能研究国家戦略を発表
La stratégie nationale de recherche en intelligence artificielle
- 本文:
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2018年11月28日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
11月28日、政府は人工知能研究国家戦略の骨子を発表した。この国家戦略には2022年までに6億6,500万ユーロの政府によるファンデイングが行われる。
この戦略は、AI開発の最先端にある研究(この分野ではフランスは数学と情報科学教育の卓越性で認知された地位を占めている)に大きく依存しており、次の2つの目標を狙う。
・世界をリードするAIの専門性が高い国のトップ5にフランスを持続的に位置づける
・フランスをAI研究で欧州のリーダーにする● AI戦略の骨子は次の6項目である
・国立情報科学・自動化研究所(INRIA)が推進役となって、AI国家プログラムを展開する。
フランスの人工知能エコシステムの成長を発展・加速させることができるように、国家プログラムはINRIAに委託される。本国家プログラムは、特にその4件の最終候補プロジェクトが発表されたばかりの機関 3IA(学際的人工知能研究機関)のネットワークに依存する。・人材の獲得・支援プログラムを立ち上げる。
–2019年から40の講座を創設
–人工知能の教育を受けた博士号取得者の数を2倍にする。・国立研究機構(ANR)におけるAI研究の強化
2022年までに、1億ユーロがANRのAIに特化した助成金の増強に充てられる。これは、AIの中核技術とその応用に関する知識のフロンティアを突破するのに必要な最高水準の研究プロジェクト(主として共同研究)の展開に関するものである。2018年以降、61件のプロジェクトに対してすでに総額2,700万ユーロが支援されている。・計算能力施設の増強
–AIコンピューティング資源に対して、2022年までに政府と欧州委員会で共同で 1億7,000万ユーロ強を投資する。
–欧州で最も強力なスーパーコンピュータの1つが、2019年初めにサクレ-地区のCNRS IDRISコンピューティングセンターに設置される。その計算能力は10ペタフロップスを超える。
–研究コミュニティ全体にとって、計算能力施設の利用が容易になる。・共同研究の強化
2022年までに6,500万ユーロが国によって投資され、プロジェクト全体の総額は少なくとも1億3,000万ユーロになる見込みである。
–Labcomプログラムで2,000万ユーロの追加
–「カルノー研究所」に1,000万ユーロの追加
–技術研究所(IRT)に3,500万ユーロ・二国間協力、欧州協力、国際協力の強化
フランスは、欧州AI戦略の策定に投資しており、ドイツと共通の戦略を構築している。仏・独協力は、研究で、とりわけ人工知能分野の研究で成功している。 [DW編集局+JSTパリ事務所]