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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2019/02/15
- 抄訳記事公開日:
- 2019/04/18
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英国の合意なきEU離脱に備えて、教育・研究で準備しておくこと
- 本文:
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カルリチェク大臣がハードなブレクジット(Brexit)への備えを怠らないよう呼びかけ、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
英国下院の決定で今後のEU離脱の動きについて再び不透明さが増した。合意なき離脱、いわゆるハードなブレクジットの可能性は今なお排除できない。目指すところは移行フェーズを含む離脱協定に基づく英国の秩序ある離脱であるが、離脱期日の3月29日が近づいており、時間的にますます切迫している。
同大臣は「誰もハードなブレクジットは望まない。とはいえ、我々は深刻なケースにも備えなければならない。教育、科学および研究は国境を越えた協力によって保たれている。科学研究における英国との協力関係は多様なものとなっており、特に成功している」と語っている。
ドイツ連邦政府は英国の秩序ある離脱のために尽力しているが、他の加盟国や欧州委員会と共に、秩序なき離脱の可能性についても注意深く備えている。秩序なき離脱により引き起こされる可能性がある不合理な困難を和らげるための措置が、なによりも優先となっている。
カルリチェク大臣はエラスムス・プラスプログラム(Erasmus+)に関して、「ドイツの学生および訓練生にとって英国はエラスムスプログラムで最も人気のある目的地であり、欧州委員会が同プログラムの一部について資金的移行措置を提案したことは、正しくかつ重要なことである。財政的な窮状によって教育の機会が中断されることがあってはならない」と付け加えている。
大臣は「欧州の研究開発枠組みプログラム“Horizont 2020”およびErasmus+について、欧州委員会による移行時の措置に関する提案によって、たとえ秩序なき離脱の場合においても、一定の期間は継続できるよう寄与することを期待している」と語った。
ドイツとしては、教育に関して、連邦奨学金法(BAföG)に移行規定を加えることを予定している。移行期間中にブレクジットの影響を受ける訓練生については、助成金で保護する。離脱前に訓練期間を開始した者については、訓練期間終了まで奨学金法による給付を受けることができるものとする。
[DW編集局]