[本文]
-
- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2019/02/21
- 抄訳記事公開日:
- 2019/04/23
-
次世代人工知能(AI)人材を英国の大学で育成するためのAI修士課程プログラム
Next generation of artificial intelligence talent to be trained at UK universities
- 本文:
-
2019年2月21日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。
新たな政府・産業界合同施策の下で、数千人の大学卒業生が人工知能(AI)の有資格専門家になることで、AIセクターの能力向上を目指す。英国では初めて、仕事の就職斡旋と結びついた産業界が資金提供する全国規模のAI修士課程プログラムが設けられる。
この新たな能力・人材パッケージは、2018年4月に開始された新産業戦略のAIセクター協定の大きなマイルストーンである。これは産業界からの資金支援のほか、最大1億1,000万ポンドの政府による資金支援を受け以下のような取組が進められる。
- DeepMind社、QuantumBlack社、Cisco Systems社、BAE Systems社などの企業から資金支援を受けて、英国の大学の最大200箇所に新しいAI修士課程を設置する。この修士課程プログラムは、コーディング研究所および英国コンピュータ学会と共同で、このレベルでの能力不足に対処するための初めての全国的な取り組みである。
- 1,000人の学生に、全国に設置される16のAI専門の英国研究・イノベーション博士教育センター(CDT)で、新しい博士号を取得し、能力向上を図る機会が与えられる。
- アラン・チューリング研究所(Alan Turing Institute)と共同で創設される最大5件のAI研究フェローシップにより、世界中から最高の研究人材を英国に引き寄せ、保持する。
Dealroom社の新しい報告によると、昨年度のベンチャーキャピタルによる英国のAIセクターへの投資は17%増と急速に増えておりこれは全欧州の数字より大きいものとなっている。
英国全土の企業が、製造からファッション、建設、医療画像処理に至るプロセスでますますAIを使用するになり、新技術の開発と維持に熟達した人材が生産性向上の達成に不可欠である。
[DW編集局]