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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2019/03/14
- 抄訳記事公開日:
- 2019/05/27
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米国エネルギー省が炭素回収システムに関する研究に3,000万ドルを支援
- 本文:
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2019年3月14日付けのエネルギー省(DOE)による標記記事の概要は以下のとおりである
昨日、米国エネルギー省(DOE)は、二酸化炭素(CO2)回収システムのフロントエンドエンジニアリング設計(FEED)研究のための費用分担型研究開発のために、最大3,000万ドルの研究資金提供を行うと発表した。化石エネルギー局の炭素回収プログラムによって資金配分されたプロジェクトは、石炭と天然ガスの両方の発電所のCO2システムに関するFEED研究を支援する。
DOEは、変革的な炭素回収、利用および貯蔵(CCUS)技術の研究開発プロジェクトに投資しており、その理由はこれらの技術がCCUS展開のためのコストを引き下げるのに極めて重要であるからである。これらのシステムのコストと技術の大規模な展開に向けた次のステップを十分に理解するには、商用の炭素回収システムに関するFEEDの研究を支援することが必要である。
CCUSシステムは、石炭とガスを使用する発電所からの炭素排出量を大幅に削減できることが証明されている。例えば、DOEの支援を受け、テキサス州ヒューストン近郊に位置するペトラノヴァプロジェクトでは、2017年のオンライン化以降、毎年100万トン以上のCO2を回収している。これは、毎日道路から35万台相当の自動車を撤去するのに相当する。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]