[本文]
-
- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報ウィチャット版
- 元記事公開日:
- 2019/06/21
- 抄訳記事公開日:
- 2019/08/07
-
ネイチャー指数ランキング発表、中国は17機関がトップ100に
- 本文:
-
2019年度のネイチャー指数(Nature Index)ランキングが6月20日に発表され、米国、中国とドイツが国別でトップ3を占めた。機関別ランキングでは、トップ3を中国科学院(CAS)、ハーバード大学とマックスプランク協会が占め、そして機関別のトップ100に、米国から43機関、中国から17機関が入った。
同指数によれば、2018年の国のランキング上位10ヶ国において、科学研究のアウトプットでプラスの成長を実現できたのは、中国とオーストラリアだけであった。また、中国科学院(1位)、北京大学(10位)、清華大学(13位)、南京大学(15位)、中国科学技術大学(17位)、中国科学院大学(24位)、浙江大学(27位)、復旦大学(34位)、上海交通大学(41位)と南開大学(51位)が、中国機関の上位10であった。
この他、同指数から、化学が中国で最も力のある分野であることが示された。中国は、化学分野でのアウトプットは、物理学の約2倍、ライフサイエンス、地球・環境科学両分野の合計値の約3倍である。化学分野のアウトプットでは、中国科学院、南京大学、北京大学、清華大学と中国科学技術大学の5機関は世界トップ10に入った。中国科学院はハイレベルな研究アウトプットでは、化学、物理学、地球・環境科学の3分野において、世界1である。
注)日本からは、東京大学、(9位)、京都大学(31位)、大阪大学(69位)、東北大学(70位)、理研(74位)、名古屋大学(93位)と東京工業大学(97位)の7機関がトップ100にランクインした。また、トップ100へのランクイン機関が2つ以上の国として、英国(ケンブリッジ大学、オクスフォード大学等7機関)、ドイツ(マックスプランク、ヘルムホルツ協会等6機関)、オーストラリア(クイーンズランド大学等3機関)、韓国(ソウル大学校等2機関)とシンガポール(シンガポール国立大学等2機関)がある。
〔DW編集局〕*本記事は科学技術振興機構北京事務所の協力を得て作成された。