[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国宇宙庁
元記事公開日:
2019/05/29
抄訳記事公開日:
2019/07/19

気候変動予測の信頼性向上を目的とした英国主導のミッションが欧州宇宙機関プログラムに追加

UK-led mission to improve climate change forecasts added to European Space Agency programme

本文:

2019年5月29日付英国宇宙庁の標記発表の概要は以下のとおり。

宇宙は地球の気候の観察、観測、監視にとって独特の見晴らしの良い地点を提供する。5月28日のEU競争力会議およびEU・ESA宇宙委員会において、クリス・スキッドモア(Chris Skidmore)科学担当大臣は、気候変動に取り組むためのグリーンテクノロジーとして宇宙の重要性を強調し、2020年の重要なCOP26気候会議の英国開催の希望を再確認した。

計測科学で世界をリードするセンターである国立物理学研究所(NPL)によって考案された標記新ミッションは、TRUTHSと呼ばれ、気候変動予測の信頼性を高める狙いがある。「宇宙における気候・較正研究所」を創設し、ベンチマーク測定を行い、それによって気候変動の傾向を迅速に検出することができる。またコペルニクス衛星やその他の新しい一連の衛星が宇宙で厳密な再較正を受けて、偏りを取り除き、地球規模で相互運用可能な「気候品質」の地球観測システムの推進を可能にする。

TRUTHS(地上研究・太陽研究を支えるトレーサブル・ラジオメトリー)ミッションでは、宇宙船にハイパースペクトル・イメージャーを搭載する。この装置は太陽から入ってくる放射線および地球から反射される放射線を微小スペクトルで測定できる。

[DW編集局]