[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/05/23
抄訳記事公開日:
2014/06/16

理数系学生の修士取得率改善

Masterstudierende sind erfolgreich

本文:

連邦教育研究省(BMBF)の委託によりドイツ大学科学研究センター(DZHW)が実施した調査の結果が出された。これに関してBMBFは概略以下のような報道発表を行った。

理学系の大学院修士課程に進学した学生の多くが課程を修了している。2010年に進学した大学院生のうち、総合大学では中途退学者は僅か5%、専門大学では3%程度であった。工学系に関しても、中途退学者の割合は専門大学の方が7%と、総合大学の12%よりも若干良好となっている。

大学生(学士)の状況は、2年前の前回調査に比べ全体として中途退学率はあまり変化がなく、28%(総合大学33%、専門大学23%)である。むしろ総合大学の法学、経済・社会科学では27%と若干増加している。一方、総合大における工学系の学生(学士)については、中途退学率は前回調査に比べ12%減少し、36%となっている。特に機械工学部(16%)、電子工学部(17%)における退学率が大きく減少したこともこれに寄与しており、明らかな改善がみられる。

ヴァンカBMBF大臣は「この状況は連邦政府の大学政策の大きな成果である。数多くの施策により、より多くの若者たちを卒業へと導くため支援してきた。理工系に成果がでていることが喜ばしい」と語った。

[DW編集局]