[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2014/05/09
抄訳記事公開日:
2014/06/18

着想から市場投入まで8年、DARPAの資金支援によるDEKAアーム・システムがFDAの承認を得る

From Idea to Market in Eight Years, DARPA-Funded DEKA Arm System Earns FDA Approval

本文:

国防高等研究計画局(DARPA)の2014年5月9日標記発表の概要は以下のとおり。

DARPAの革命的補綴プログラムは、自然に近い制御機構を備えた高度な義手を上肢切断患者に提供するという目標を果たす。

今回、食品医薬品局(FDA)の承認を受けたDEKAアーム・システムによって、一般に能動義手(特に1912年に発明されたスプリット・フック式)を使用してきた上肢切断患者にとって義手の選択の幅が拡がる。DARPAはモジュール式義手の分野の高度化に取り組み、必要な研究開発投資の努力をしてきた。

このシステムでは、利用者の足に取り付けた革新的センサーが生成する無線信号など多様な入力手段を使用して、複数関節の同時制御が可能である。バッテリーで駆動するアームシステムは大きさも重量も自然肢と同じくらいで、グリップも利用者が選択可能な6種類がある。

このアーム・システムを実現するには、生物学と工学の交差する部分で多くの技術的打開策が必要であった。モーター、コンピュータ制御およびセンサーの小型化、軽量でしかも強靭な材料を使用した製造プロセスなどである。

[DW編集局]