[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2019/06/04
抄訳記事公開日:
2019/07/24

NSFとSpaceX社が電波スペクトラムに関する調整協定を締結

Statement on NSF and SpaceX Radio Spectrum Coordination Agreement

本文:

2019年6月4日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。

5月下旬に、SpaceX社は初めて60個のスターリンク(Starlink)衛星を軌道投入した。SpaceX社は、さらに地上インターネットサービスの提供を目的に、それよりはるかに大きい衛星群を低軌道に打ち上げる予定である。これらの衛星の運用においては、電波望遠鏡周波数帯近傍の10.6-10.7 GHz帯域の周波数を利用する。SpaceX社は、電波スペクトル利用における潜在的な干渉に関して、NSFとその管理下にある電波天文台と調整を行った。SpaceX社と密接に調整した後、NSFは同社のスターリンク衛星ネットワーク計画が国際的な電波天文業務保護基準を満たし、この電波天文帯における干渉を制限することを保証するための協定を締結した。NSFとSpaceX社は電波天文学をさらに保護する方策を引き続き探求する。また、協力して衛星通信と重要な科学研究の両立を可能とする、商業的活動と公的取り組みの間のパートナーシップが成功するように活動していく予定である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]