[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
元記事公開日:
2019/07/01
抄訳記事公開日:
2019/08/22

全米工学アカデミー新会長アンダーソン氏の所信表明

Interview: John L. Anderson Discusses His New Role as the National Academy of Engineering's President

本文:

2019年7月1日付けの全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記記事の概要は以下のとおりである。

ジョン・L・アンダーソン(John L. Anderson)氏が、7月1日に全米工学アカデミー(NAE)の第12代会長に就任し、6年間の任期を開始した。アンダーソン氏はNAE評議会や数多くのNAE委員会の委員に加えて、化学爆発物を含む潜在的なテロ攻撃に対抗するための研究ニーズに関するパネルの議長も務めた。同氏は、工学、科学、および医学において利用可能な最高の専門知識を招集できるアカデミーの能力が一番の強みであり、アカデミーを党派に属さない独立したアドバイザーとして維持することが非常に重要であると考えている。

NAE会長としての同氏の最優先課題の1つは、アカデミーにビジネス界を巻き込んで諸課題に対する独自の観点から利益を得る方法を見つけることである。同氏はさらに、NAEが起業家と大企業の間のギャップを埋めるのにも役立つ可能性があると述べている。また、NAEが工学に女性やマイノリティを引き付けるために工学専門家を支援することにも注力すると述べた。

同氏はNAE会長として彼の管理者や教育者としての長くて際立った経歴を役立てることを考えている。彼は2007年から2015年までイリノイ工科大学の学長を務め、現在、同校の化学工学の特別教授(distinguished professor)を務めている。また、カーネギーメロン大学のバイオメディカル工学部長、化学工学部長、工学部長、並びにケースウェスタンリザーブ大学の副学長を歴任している。また2014年に国家科学審議会(NSB)のメンバーに選出され、米国芸術科学アカデミーと米国科学振興協会(AAAS)のフェローでもある。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]