[本文]
-
- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 議会科学技術評価局(OPECST)
- 元記事公開日:
- 2019/07/18
- 抄訳記事公開日:
- 2019/10/03
-
OPECSTの科学ノートNo.16(量子技術:量子プログラミング)
- 本文:
-
2019年7月18日付の議会科学技術評価局(OPECST)の標記OPECST科学ノートNo.16から抜粋して以下に記す。
概要
- 量子コンピューティングは、物理情報媒体(量子ビット)とそれらの操作や使用の最適化に使用されるプログラミング言語の両方に関係する。これらの2つの先験的に異なる領域は、連動して開発する必要がある。
- 量子プログラミングの研究は、量子ビットを制御する機械語と、使用される量子ビット技術とは独立したユーザ・インターフェースの創製との両方に重点を置いている。
- 最適化された量子アルゴリズムと組み合わされた量子コンピュータの潜在能力は、最適化計算などの重要な問題の解決を可能にする。
結論と提言
量子コンピューティングの能力を全面的に展開して、(多くのアプリケーションを含む)最適化計算などの特定のアプリケーションに対応する目的など、量子プログラミング・アルゴリズムの領域は無視してはならない。数百又は数千の量子ビットを備えた量子コンピュータが利用可能になる時期を予測することは困難であるが、例えば量子エミュレータを使用するなどして、その到来を前倒しにすることは必要である。この方法により、従来のプロセッサではアクセスできないが量子ビット・レジスタがもたらす新たな問題を(セレンディピティにより)明らかにできる可能性がある。
[DW編集局+JSTパリ事務所]