[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/09/19
抄訳記事公開日:
2019/11/11

連邦・州共同イニシアチブ「能力の発揮が学校を創る」の年次大会の開催

Leistung macht Schule

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は連邦・州共同イニシアチブ「能力の発揮が学校を創る」の年次大会開催に関して、概略下記のような報道発表を行った。

成績優秀で、将来性の高い生徒を支援する連邦・州共同イニシアチブ「能力の発揮が学校を創る」の年次大会開催に関して、カルリチェクBMBF大臣は下記の通り強調した。

若者一人一人はその才能を適切に開花できるようにすべきである。生徒の才能を早期に発見し、最善の形で支援していきたい。「能力の発揮が学校を創る」において、ドイツの生徒たちの潜在力を組織的に向上させるために、科学と実践とを併せて取り組んでいく。参加300校の代表者と共に、才能育成に関する革新的なコンセプトと戦略を開発する各研究者の個人的な尽力を喜ばしく思う。ドイツの教育システムが全ての生徒、また成績優秀でポテンシャルが特にすぐれた生徒も同時に育成していくようにしたい。

「能力の発揮が学校を創る」は2018年初頭にスタートした連邦と州によるイニシアチブで、これにより今後10年間、出自、性別、社会的なステータスに関わらず、才能ある児童や青少年の、正規教育における教育開発の機会が促進されていくものである。連邦と州は折半で合計1億2,500万ユーロを用意する。

参加する学校および研究者は、共同で能力の発揮を促す学校文化を育み、授業コンセプトを策定する。その意図は、生徒の個人的な成長や能力の発展を支援し、授業の質および教員や生徒たちのモチベーションにプラスの効果を与えることが期待されている。加えて教員はその判断および教授法の能力をトレーニングされ、全国の学校ネットワークでの協力が促進される。

大会はカールスルーエ教育大学において、9月19日から21日まで「パフォーマンス-才能―学校における発展」というタイトルで実施される。学校、学界、教育行政の代表者700人以上の参加が予想される。

[DW編集局]