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- 国・地域名:
- ロシア
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ロシア連邦政府
- 元記事公開日:
- 2019/10/09
- 抄訳記事公開日:
- 2019/12/02
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第1回国際農産業フォーラム(IAIF 2019)でのメドヴェージェフ首相の演説
- 本文:
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2019年10月9日付ロシア連邦政府の標記発表の概要は以下のとおり。
環境に優しい有機製品の開発について議論する第1回国際農産業フォーラム(IAIF 2019)が農業省の主催で開催され、メドヴェージェフ首相は全体会議において「ロシア製グリーン・ブランド:世界食品市場における展望」と題して講演を行った。同首相は講演の中で農業に課せられた新たな課題について概略以下のように述べている。
過剰な肥料や大量のエネルギーを消費する機器を使用する従来の農業方法は、環境にやさしくないだけでなく、必ずしも効果的でもない。人々は、環境に優しい有機製品がより高価であるにもかかわらず、購入したがる。新しい栄養文化が生まれ、そこでは食品の品質と生産方法が量や多様性と同じくらい重要になっている。これが、新しい環境基準や人々の要求を考慮に入れて、農産物と食品の品質を改善し続けなくてはならない理由である。
ロシアはいくつかの領域で上記課題に取り組んでいる。
第1は、天然資源の合理的な使用の原則を引き続き積極的に実行することで、農業部門のニーズと環境保護とのバランスを維持する。
第2は、有機製品に対する最新の規制を導入する。上記以外の課題として、農業のデジタル化がある。農業従事者が電子形式で情報を受け取る機会が得られるように、農産業部門のすべての人々向けに最新のハイテク環境を構築する必要がある。これは先進工業国(共和国)だけでなく、技術開発の水準が必要なレベルを下回っている共和国にとっても必要である。
[DW編集局]