[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2020/01/08
抄訳記事公開日:
2020/03/05

DOEがエネルギー貯蔵グランド・チャレンジを立ち上げ

U.S. Department of Energy Launches Energy Storage Grand Challenge

本文:

2020年1月8日付、エネルギー省(DOE)による標記記事の概要は次のとおりである。

ダン・ブルイエットDOE長官はエネルギー貯蔵グランド・チャレンジの立ち上げを発表した。これは次世代エネルギー貯蔵技術の開発、商業化、利用を加速し、エネルギー貯蔵で米国のリーダーシップを維持するための、総合的プログラムである。

このグランド・チャレンジはトランプ大統領の2020年度予算要求で発表された
1億5,800万ドルの「先進エネルギー貯蔵イニシアチブ」に基づくものであり、そのビジョンは、2030年までに希少原料の外国依存から抜け出し、国内製造サプライチェーンを確保し、エネルギー貯蔵の利用と輸出で、世界のリーダーシップを確保し、維持するというものである。

グランド・チャレンジの2030年に向かっての目標は「技術開発」、「技術移転」、「政策と評価」、「製造とサプライチェーン」、そして「労働力」である。目標達成のために研究開発ファンディング、賞(prize)、パートナーシップ、およびその他のプログラムを活用する。

このチャレンジは分野横断的な取り組みで、DOEの研究技術投資委員会(Research and Technology Investment Committee: RTIC)により運営される。

最初のステップとして、DOEは情報提供依頼(RFI)を発行して、このグランド・チャレンジが取り組む主な質問と課題についてのフィードバックをステークホールダーに求める。その後の数週間で、主なステークホールダーと一連のワークショップを開催し、様々な貯蔵技術に関しての情報を共有し、現在何が展開の弊害となっているのかを知り、これらの技術を市場に導入する作業を支援する。これにより、2030年までの一連の幅広い貯蔵および柔軟性技術に関する研究開発ロードマップを作成することができる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]