スイス国立科学財団（SNSF）の2014年3月27日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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スイス国立科学財団（SNSF）の「スターティング助成金（Starting Grant）」の提案募集に対し、145件の応募があった。SNSFの「スターティング助成金」は、スイスが除外された欧州研究会議（ERC）の資金提供スキームに代わり、一時的代用策として優秀な研究者に提供されるバックアップ措置の一つである。

大量移民に対する取組みが成功した結果、スイスで仕事をしようとする研究者らは、追って通知があるまで、欧州研究会議（ERC）に助成金の申請を提出することができない。スイスの高水準かつ国際的な研究は、欧州連合（EU）との新たな政治的合意に達するまで、特定のバックアップ措置を講じる必要がある。

SNSFは、今後数か月をかけて、提出された提案を審査し、2014年末までに当該の資金提供について決定を下す予定である。SNSFの「スターティング助成金」は、スイスの研究機関で働き、またはポジションの交渉をしている、2～7年間のポスドクの経験を有する前途有望な若手研究者らを対象にしたものである。最大5年間の実施期間に対するプロジェクトあたりの助成金額は最大150万スイスフランとなる。

[JSTパリ事務所]