国立情報科学・自動化研究所(INRIA)の2014年6月11日標記報道発表によると、オランド大統領は同日エリーゼ宮においてフランスの明日の経済を担う投資家・企業家の訪問を受けた。訪問者の中にオープンソースで3Dプリントされたボルドーの人型ロボット「Poppy」がいた。

「Poppy」は研究チーム「Flowers」が開発したオープンソースの3Dプリント小型人型ロボット(84cm、3kg)である。このロボットは研究者間の共通ロボット基盤で、ロボットの多様な機械的形態や制御アルゴリズムをテストして、得られた結果を利用者間で共有する目的を有する。

この共通ロボット基盤の開設以来、世界中でしかも多様な活動の場(研究、芸術、教育など)で複数のプロジェクトが誕生した。「Poppy」のオランド大統領訪問にはそのような背景がある。

「French Tech」は、フランス内外のフランス新興企業で活躍するすべての人々を指す総称である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]