[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2020/07/28
- 抄訳記事公開日:
- 2020/10/01
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エネルギー省、保健福祉省、退役軍人省が、COVID-19インサイト・パートナーシップを設立
- 本文:
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2020年7月28日付の米国エネルギー省(DOE)による標記発表の概要は以下のとおり。
エネルギー省(DOE)、保健福祉省(HHS)、退役軍人省(VA)が、COVID-19インサイト・パートナーシップ(COVID-19 Insights Partnership)の設立を発表した。これは、COVID-19との闘いの支援を目的とした、健康データや研究・専門知識を調整・共有するためのイニシアチブである。パートナーシップは、HHSとVAがDOEの世界をリードするハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)と人工知能のリソースを利用して、COVID-19研究を実施し、健康データの分析を行うための枠組みを構築するものである。
パートナーシップが実施する研究と分析は、ワクチンと治療法の開発とその転帰、ウイルス学、およびCOVID-19をより深く理解するための他の重要な科学的トピックに焦点を当てる。 HHSとVAは、入手でき次第、研究プロジェクトに関する追加の更新と情報を提供する。
DOEオークリッジ国立研究所の米国の最速スーパーコンピューターであるサミット(Summit)は、膨大な量の健康データの大規模で複雑な分析を実行することにより、COVID-19研究を加速する。大規模な統合データセットを分析し、知見を得ることができるサミットの能力は、研究者が潜在的な治療法を特定して進歩させ、COVID-19患者の転帰を改善することに役立つ。
このパートナーシップは、COVID-19との闘いで最先端のテクノロジーを活用するトランプ政権による最近の取り組みを発展させるものである。例えば「COVID-19 HPCコンソーシアム」では、主要な産業界、連邦政府、科学界のパートナーのHPCリソースや専門知識を世界中の研究者に提供して、COVID-19ワクチンと治療の研究を加速させている。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]