[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米中経済・安全保障調査委員会(USCC)
元記事公開日:
2020/10/07
抄訳記事公開日:
2020/12/08

連邦議会の委員会が報告書「中国のイノベーションの推進力における海外中国人学生および研究者」を公表

Overseas Chinese Students and Scholars in China’s Drive for Innovation

本文:

2020年10月7日付けの米中経済・安全保障調査委員会 (USCC:U.S.-China Economic and Security Review Commission)による標記報告書の概要は以下のとおりである。

USCCが「中国のイノベーションの推進力における海外中国人学生および研究者」という報告書を公表した。本報告書は、米国やその他先進国の大学においてSTEM分野で学ぶ中国人学生や研究者の専門知識を活用するために設計された中国政府のプログラムやインセンティブのエコシステムを検証している。このエコシステムは、中国の研究者が海外で得た科学的・技術的知識を活用して、中国の商業・防衛部門に利益をもたらすものである。

これら研究の多くは基盤的(fundamental)なものであり、管理対象とはならないが、米中の両国はその戦略的価値と可能性を認識している。中国のプログラムは、中国で先に商業化または応用されることを奨励するように設計されており、多くの場合、米国が最初に研究に資金を提供しているにもかかわらず、この技術の開発において米国から先行者としての優位性を奪っている。中国の活動は、米国にとって経済的、国家安全保障上の問題を提起している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]