欧州委員会は、2014年7月1日に標題のプレスリリースを発表した。以下に概要を紹介する。
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西バルカン半島の5カ国（アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロ、セルビア）とモルドバ共和国は、本日、ブリュッセルで、EUの新しい７年間の研究イノベーション・プログラムであるHorizon 2020に参加するための提携協定に署名をした。同6カ国は、先の第7次研究枠組み計画（FP7）のもとでEUと研究イノベーションの提携をした実績があり、Horizon2020においても引き続き提携していくことになった。

同諸国の研究者や企業などの研究パートナーは、すでにEUの研究プロジェクト及びネットワークによく組み込まれている。全6カ国が同時にEUのプログラムに提携しているので、地域的な連携の機会も増えるだろう。Horizon2020を最大限に活用するために、同諸国はFP7での実績を踏まえて自国内の研究イノベーションの能力を強化する必要がある。

本提携協定は2014年1月1日に遡って適用されるため、同諸国の研究イノベーション関連組織は、Horizon2020のもとで設けられる資金獲得機会を始めから利用することができる。今回の署名を受けて、現在10カ国がHorizon 2020に参加・提携していることとなった。

<背景>
第7次研究枠組み計画(FP7)(2007年〜2013年)における研究イノベーション事業への同諸国の参加状況（※金額はEUから受け取った助成金額）;
・アルバニア：35プロジェクト、240万ユーロ
・ボスニア・ヘルツェゴビナ：45プロジェクト、310万ユーロ
・マケドニア：105プロジェクト、1,150万ユーロ
・モンテネグロ：52プロジェクト、420万ユーロ
・セルビア：307プロジェクト、5,390万ユーロ
・モルドバ共和国：55プロジェクト、390万ユーロ

[DW編集局]