[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家量子調整室(NQCO)
元記事公開日:
2020/12/14
抄訳記事公開日:
2021/02/04

NSFの研究トレーニングプログラムが量子情報科学・工学(QISE)を優先化

The NSF Research Traineeship (NRT) Program adds QISE

本文:

2020年12月14日付けの国家量子調整室(NQCO)による標記記事の概要は以下のとおりである。

米国国立科学財団(NSF)の研究トレーニングプログラム(NRT:NSF Research Traineeship)は、修士および博士課程の大学院生が、広範なSTEMキャリアを追求するために必要なスキル、知識、および能力を開発する方法に関する提案を募集し、およそ5,500万ドルの資金提供を行う。本プログラムは、革新的であり、エビデンスに基づくもので、変化する労働力と研究ニーズに沿った包括的なトレーニングモデルを通じて、優先度の高い学際またはコンバージェンス研究分野におけるSTEM大学院生の効果的な訓練に特化している。2021年度は、人工知能(AI)と量子情報科学・工学(QISE)が本プログラムに優先分野として追加された。

現在、NSFは、AIとQISE、およびNSFの「10のビッグアイデア」の中の6研究分野に特に重点をおいて、優先分野の全ての学際的研究テーマについて提案を募集している。NSFの研究ビッグアイデアは、「データ革命の活用」、「人間と技術のフロンティアにおける未来の仕事」、「新たな北極圏のナビゲート」、「宇宙の窓:マルチメッセンジャー天体物理学の時代」、「量子飛躍:次の量子革命を導く」、「生命法則の理解:表現型を予測する」である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]