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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- 独語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/07/15
- 抄訳記事公開日:
- 2014/08/11
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世界に向けて開かれているドイツ
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)、ドイツ学術交流会(DAAD)、ドイツ大学研究センター(DZHW)が共同で「世界に向けて開かれた科学2014」報告書を発表。これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。
「世界に向けて開かれた科学2014」によると、今日ほど多数の外国人学生がドイツの大学に入学したことは未だかつてなかった。また大学卒業後も半数の外国人が当面ドイツに留まっており、これまでより明らかに多くなっている。ほぼ全ての卒業生が職を得て社会に溶け込んでいる。同時に国際比較によると、ドイツ人学生も外国留学をする者が増加している。
ヴァンカBMBF大臣は、「ドイツの大学は外国の学生にとって魅力的になり、国際的な場となっている。また研究や勉学のため外国で時を過ごすことは今日では当たり前のことで、優れた科学のためには国際的な交流が必要である。教授から事務員そして学生に至るまで、ウェルカム・カルチャーが根付いているのが世界に開かれた大学といえる」と語った。
ドイツは、アメリカ、英国に次いで外国人学生にとって最も好まれる受け入れ国となっている。外国人学生総数は、2013/14 冬季学期で初めて30万人を突破し、学生の10人に1人が外国人となった。特に多いのがマスター・コースである。
外国留学については、約134,000人(2013年)のドイツ人が海外で学び、これは学生の1/3にあたる。連邦政府とDAADは、2020年までに2人に1人のドイツ人が外国留学経験を積むことを目標としている。
連邦政府の高等教育協定、あるいは研究イノベーション協定による助成金に限らず、DAADやアレキサンダー・フォン・フンボルト財団など各機関の特別プログラムによる支援によって国際化が進んでいる。2014年度予算では、学生と科学者の交流、大学・学界国際協力のための資金は1,000万ユーロ引き上げられ、総額1億4,505万ユーロとなり、次年度もこの水準が維持されることになっている。
[DW編集局]