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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2021/01/12
- 抄訳記事公開日:
- 2021/04/08
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ワン・プラネット・サミット:将来のパンデミック防止に向けた国際的な研究イニシアチブの立ち上げ
- 本文:
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2021年1月12日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
PREZODE 研究イニシアチブ「人獣共通感染症の発生とパンデミック・リスクの防止」が、このほど発表された。フランスの3つの研究機関、(国立農業・食料・環境研究所(INRAE)、農業開発研究国際協力センター(CIRAD)、開発研究所(IRD))によって開始された。PREZODE は、フランス、ドイツ、オランダにある他の12の研究機関と協議して、すでに5大陸50か国で1,000人以上の研究者を集めている。
50年間、人獣共通感染症に関連する危機の発生が加速している。人間の新規感染症の75%は、生物多様性にかかる圧力のために動物の発生源から発生している。コウモリの種に存在する Covid-19 パンデミックに関連する危機は、人的、健康的、経済的、社会的コストを伴っている。新たなパンデミックをより適切に予測し、それらに対処できるようにするには、これまで以上に、人間の健康、動物の健康、環境の健康を統合する「ワンヘルス」アプローチが必要であることを想起させる。
PREZODE イニシアチブは、この文脈において、人獣共通感染症の発生とパンデミックのリスク防止を目的としている。これらのリスクに最も直面している世界の地域との既存の協力を構築・強化し、脅威をより適切に評価・検出し、予防措置を展開するべく、人間、動物、環境の健康ネットワークの統合と強化を支援する。
PREZODE は、2020年11月12日にパリ平和フォーラムで発表されたハイレベル専門家会議「ワン・ヘルス(Une seule santé )」創設の一環である。
[DW編集局+JSTパリ事務所]