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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 首相官邸
- 元記事公開日:
- 2021/06/21
- 抄訳記事公開日:
- 2021/08/12
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科学技術の飛躍的進歩の機会を実現・最大化するための国家科学技術会議の設立
- 本文:
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2021年6月21日付首相官邸の標記発表の概要は以下のとおり。
ジョンソン首相は、英国を世界的な科学超大国にするという野心の一環として、英国の世界をリードする科学とアイデアを公共の利益のための解決策に変える計画を発表した。
国家科学技術会議の新組織が設定され、首相が議長を務める。当会議は、重要な社会的課題に取り組み、国全体でレベルアップを図り、世界中の繁栄を後押しするための、ツールとしての科学技術の活用に関する戦略的方向性を示す。
首相はまた、主席科学顧問のパトリック・ヴァランス(Patrick Vallance)卿に、内閣府に本拠を置く新たな科学技術戦略局(Office for Science and Technology Strategy)を率い、現在の政府主席科学顧問および政府科学局長としての任務に加えて、新たに国家技術顧問の任務を引き受けるよう要請した。
科学技術戦略局は、閣僚会議と国家技術顧問が政府の科学技術優先課題の戦略を中央から推進することを支援する。最先端の研究と技術に対する政府の洞察を強化し、科学技術を政策と公共サービスの中心に置くために政府全体に渡り活動する。戦略局はまた、政府の目標を実現するために、英国で必要とされる科学技術能力の確保および保護に必要な事項を特定する。
首相は、科学技術会議新体制や科学技術戦略局と協力して、ワクチンで成功した英国のアプローチを他の優先課題にも適用し、大胆なビジョンを設定し、迅速に行動し、リスクを負うことを政府全体に課している。これにより、ネットゼロに到達するための技術の開発、癌の治癒・治療のほか、国内外での英国市民の安全の確保など、英国に高い報酬と恩恵をもたらすことができる。
科学技術戦略局の最初のタスクの1つは、英国が戦略的優位性のために支援し優先すべき技術的方策を検討することである。
政府は現在、2021~22年に149億ポンドを研究開発に投資している。これは、政府の研究開発支出が40年間で実質的に最高レベルにあることを意味している。
[DW編集局]