[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2021/09/10
抄訳記事公開日:
2021/11/11

研究ネットワークが、水素経済の迅速な発展のための次のステップを提言

Forschungsnetzwerk empfiehlt nächste Schritte für den schnellen Aufbau einer Wasserstoffwirtschaft

本文:

2021年9月10日付ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)の標記報道発表の概要は以下のとおりである。
水素研究ネットワークがスタートしたのは1年前である。本日、同ネットワークは、水素経済のバリューチェーンに沿った研究開発ニーズに関する専門家の提言を発表した。
アンドレアス・ファイヒト(Andreas Feicht)事務次官は、次のように述べた。
「ドイツが水素イノベーションの世界でナンバーワンになることを望んでいる。市場を立ち上げ、気候目標を達成するためには、適切な助成措置を講じる必要がある。研究ネットワークは、インスピレーションの重要なソースとして、決定的な役割を担っている。メンバーであるドイツの研究機関や企業の水素専門家は、どの分野で行動が必要とされるかを最もよく知っているからである。とりわけ彼らの専門知識は、水素ロードマップの策定に活用され、国家水素委員会の活動を支援するものである」。
同ネットワークは、連邦政府の水素戦略の一環として設立されたもので、専門家に、水素に関して、技術的にオープンで学際的なフォーラムを提供している。1,500名を超えるメンバーを擁する同ネットワークは、応用エネルギー研究分野におけるドイツの水素能力全体をカバーしている。その提言のなかで、ネットワークは、今後数年間で研究が必要となる分野を示している。ネットワークメンバーが現在準備している包括的な研究アジェンダは、今回表明した提言を補完するものである。
研究ネットワークは2020年12月に公表された「水素技術の攻勢(“Technologieoffensive Wasserstoff”)」の資金調達公募の策定に参画している。約200のプロジェクト提案が申請されるほど大反響で、2021年には総額7,000万ユーロ以上の資金が承認される予定である。

[DW編集局]