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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 中央情報局(CIA)
- 元記事公開日:
- 2021/10/07
- 抄訳記事公開日:
- 2021/12/02
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CIAが、中国や技術がもたらす将来課題に備えた組織改革を実施
- 本文:
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2021年10月7日付けの中央情報局(CIA)による標記記事の概要は以下のとおりである。
ウィリアム・バーンズCIA長官が本日、現在および将来の国家安全保障上の課題に対処するために、CIAの組織構造の調整とアプローチを改革について発表した。これらの改革は、中国、技術、人材、パートナーシップなどの分野に焦点を当てた、今春の戦略的レビューに基づいている。
バーンズ長官は、中国がもたらすグローバルな課題に対処するため、中国ミッションセンター(CMC)の設立を発表した。脅威は中国国民ではなく、中国政府によるものであることを強調した上で、この新たなミッションセンターは、CIA全体の対応をもたらすもので、この重要なライバルに対してCIAがすでに行っている優れた活動を統合するものであると説明した。また、CIAが今後も、ロシア、北朝鮮、イランなどの他の重要な脅威や、テロリズムとの戦いに鋭く焦点を当てていくことを強調した。
その他の改革には、最高技術責任者(CTO)のポスト創設や、トランスナショナル&テクノロジー・ミッション・センターの新設が含まれる。同センターでは、新興技術、経済安全保障、気候変動、グローバルヘルスなど、米国の競争力にとって重要な世界的課題に取り組む。また、優秀で多様な人材を惹きつけ、維持するために、応募者がCIAに入局するまでの期間を短縮するためのプロセス変更を行った。さらに、専門家を1~2年間CIAの任務に充てるための技術フェロープログラムを開始した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]