[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2021/12/17
- 抄訳記事公開日:
- 2022/03/23
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米英豪(AUKUS)共同運営グループ会議の初会合
- 本文:
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2021年12月17日付けの大統領府による標記議事録の概要は以下のとおりである。
オーストラリア(豪州)、英国、米国は、2021年9月に三国のガバナンス体制の一環として「AUKUS三国間共同運営グループ(Joint Steering Group)」を設立した。これに基づき、12月9日に先進能力に関するグループ会議が、12月14日に豪州の原子力潜水艦(原潜)計画に関するグループ会議が開催された。
先進能力に関するグループ会議において、参加者は様々な重要な能力と技術に関する協力の機会を特定し、協力を深化させることで相互運用性を強化し、それによってインド太平洋地域およびそれ以外の地域における安全・安定を強化することとした。
特に、2022年初頭までに先進能力に関する作業計画を確定させることとし、三国首脳声明で明記した4つの重点分野(サイバー、人工知能(AI)、量子技術、海底能力)に加え、その他の能力についても議論し、これらの分野における潜在的な協力機会を特定することに合意した。
豪州の原潜計画に関するグループ会議では、可能な限り早い時期に豪州の原潜を就役させるという三国間のコミットメントを再確認した。豪州が原潜を入手するための最適経路を定義するための協議に合意し、豪州で永続的なプログラム確立するために必要な重要な行動を詳細に検討することに合意した。
また、国際原子力機関(IAEA)との緊密な協議の継続を含め、潜水艦計画が世界の核不拡散における三国の長年のリーダーシップを確実に維持するための方策について議論した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]