国立衛生研究所(NIH)の2014年7月25日標記ニュース記事の概要は以下のとおり。

技術開発を狙った投資や医療の向上を図る研究に機が熟した科学領域、それがNIH共有基金(Common Fund)新規プログラムの焦点である。本プログラムには、糖修飾がたんぱく質に与える影響の研究促進、細胞内DNA配列の4次元での把握、神経操作による臓器機能制御を可能にする新たな治療法開発などが含まれる。

各プログラムは、戦略的投資が5～10年で変革をもたらすような生物医学研究に資本投下するべく厳格な作業により採択された。実行はファンディングの利用状況に依存する。

「共有基金は広範な変革の機会が存在する科学領域の特定に役立つ。この新規プログラム領域の各々における新しい技術や新しい発見が、5～10年の投資で科学界に急激な変革をもたらし、多くの疾患に新たな治療法をもたらし、新たな基礎的知識が得られることになる」とNIH所長のフランシス・コリンズ博士は述べている。

[DW編集局]