[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府科学技術政策局(OSTP)
元記事公開日:
2022/02/01
抄訳記事公開日:
2022/04/18

OSTPとNSFが量子人材育成計画を発表

White House Office of Science & Technology Policy and U.S .National Science Foundation Host “Quantum Workforce: Q-12 Actions for Community Growth” Event, Release Quantum Workforce Development Plan

本文:

2022年2月1日付の大統領府科学技術政策局(OSTP)による標記記事の概要は以下のとおりである。

OSTP傘下の国家量子調整室(NQCO)と米国国立科学財団(NSF)は、量子情報科学技術(QIST)の教育者とリーダーを招集し、米国の将来のQIST労働力のための訓練と教育の機会について検討した。本イベントでは、QISTに若者を引きつける方法と、早期(K-12)教育やアウトリーチの改善に役立つ既存のツールに焦点が当てられた。

本イベント中に、NQCOとNSFは「量子情報科学技術人材育成のための国家戦略計画(National Strategic Plan for Quantum Information Science and Technology Workforce Development)」を発表した。本計画は、あらゆるレベルの訓練と教育の拡充を通じてQISTの人材を育成するための一連の行動を推奨している。また、産学官における労働力のニーズに関するデータを収集し、人材プールを拡大・拡張し、QISTの労働力が米国に根づくことを確実にするための長期的な学習機会を開発することの重要性も強調されている。

特にNSFは、「量子情報科学・工学の能力拡大(ExpandQISE:Expanding Capacity in Quantum Information Science and Engineering)」プログラムを通じて、あらゆるレベルおよび背景を有する学生を対象としたQISEの研究・教育活動を開始するための提案を募集する。本プログラムでは、5年間で最大500万ドルの助成金を提供し、新しい教育機関に量子情報科学への取り組みを拡大する予定である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]